下流老人と幸福老人
三浦 展「下流老人と幸福老人」からの学び。
この本は、社会が下流化している中で、
65歳以上の高齢者の、下流状況を分析し、
お金がなくても、幸福な老人になる条件を考察している。


ひとりで四人麻雀
この本の中で、以下の記述が気になりました。
1人暮らしのシニアに限ると、男性の場合、地域の友人が1~2人でも6人以上でも「幸せ」である人は4~5割である。
男性の場合、趣味・教養・スポーツの友人も、多いほど幸福になるとは言い切れない。
むしろ友人が3~5人の男性で「幸せ」な人が54%と最も多い。
男性の幸福度を上げるのが友人の多さではないということは、今後大きな問題になる可能性がある
1人でいるのが幸せな人に無理矢理友人をつくらせる必要はないが、
健康が低下し、出歩く機会が減ると、
何かの不測の事態が起きた時に友人数が多いことが重要になる。
友達は多すぎると面倒だが、少なすぎるとリスクなんですね。
ワタクシも、友人は3人くらいがいいなって思ってます。
個人的に飲み会で、一番はなしが盛り上がるのは4人でした。
5人以上になると、話に乗れない人がでたり、
いくつかの小グループに、分裂します。
1つのテーブルを囲める、4人の飲み会が楽しかったです。
そう言えば、麻雀も4人でプレイしますね。
参加者が話しやすい人数、だからかもしれません。
ワタクシはもう、お酒が飲めなくなっているので、
友人と雀卓を囲むのも、面白そうですが、
家で一人でもできる、オンライン麻雀がよさげです。
リアルを諦めろ
ひとり暮らしの男性は、交際している異性がいない人で幸せな人は3%だが、
交際している異性がいる人は58%が幸せである。
ガールフレンドがいることで格段に幸福度が上がる。
ガールフレンドは、子供や孫がいることよりも、
隣近所の知人の数が多いことよりも、遥かに幸福度を上げる
寂しさを埋めてくれるのは、女性の柔肌ということで、
お爺さんになっても、オスは辞められないようです。
気持ちはわかるけど、異性に拘るのは不幸じゃないかと。
普通のオジサンは、女性に相手にされませんから。
若い女性は、言わずもがなですが、
家事ができ自立して、友達と楽しくやっている、
一人おばさんだって、難しいんじゃないかと。
もう若くないし、上手くいかない恋愛に悩む時間もないですね。
若い頃は、恋愛のことばかり考えてましたけど、
鏡に映る自分の姿が変わるたびに、考えなくなりました。
もうAVでいいや、って感じです。
自分では合理的判断だと、思ってます。
AVは反応してくれないことに、物足りなさを感じますが、
そもそも「異性」って、物理的女性でないといけないですかね?
女性の姿かたちに見えれば、バーチャルでよくないですか?
そんな割り切りができれば、メタバースで恋愛してもいいんじゃないかと。
お砂糖は甘いか苦いか
メタバースは、コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やそのサービスのことです。
メタバース原住民にして、メタバース文化エバンジェリストの、
バーチャル美少女ねむ著作「メタバース進化論」によると、
87%が物理的な男性ユーザーである中で、
女性型アバター(メタバース内での分身)を使う、男性ユーザーが76%いて、
40%がメタバースで恋をしたことがあり、
31%がメタバースで出会った相手と、恋愛関係になったことがあるそうです。
このメタバースでの恋人関係を「お砂糖」といいます。
そして75%がメタバースで恋をする時、
相手の物理的な性別は、重要でないと答えています。
多くの男性が、女性アバターを使っている中で、
女性だと思って恋をしたら、じつは男性だったというのありそうです。
すでに気持ちが固まってしまって、後から男性と言われても、
後戻りできなくなるのかもしれません。
性別など物理的な身体への拘りを、捨てることができれば、
恋人を作る可能性は高まります。
ストライクゾーンの広い奴ほど、女性に困ってなかったのを思い出します。
引き込もり気味の孤独オジサンでも、家から参加できるし、
メタバースは孤独脱出の、最適解ではないでしょうか。


舐めればわかるさ
もちろんメタバース行けば恋愛できるって、過度な期待は禁物です。
コミュニケーションできない人は、現実と同じで、
メタバースでも、誰とも交流できないでしょう。
姿だけでなく、中身も変わらないとですね。
しかし自分の姿を晒さず、自分の好きな姿でいれるし、
合わない人は、ブロックすることができるし、
「メタバース進化論」によると、76%がメタバースでコミュニケーションするとき、
物理現実より相手との距離が近くなるそうです。
メタバースは現実世界よりも、他者と交流するハードルが低くそうだから、
やってみる価値はありそうです。




姿を変え、中身を変え、
単独おじさん
いってらっしゃい!