PPKで孤独死を避けるのは簡単

健康

在宅ひとり死のススメ

上野 千鶴子 「在宅ひとり死のススメ」 からの学び。

この本は、「慣れ親しんだ自宅で、自分らしい幸せな最期を迎える」、

準備と心構えについて書かれている。

在宅ひとり死の、バイブル的な本。

聞き書もできます。

 

孤独死なんて怖くない

自宅で孤独に死ねば孤独死と思ってましたが、定義があるみたいです。

孤独死の定義は以下の4条件を満たしたもの

1:単身者が自宅で死んで、

2:立ち会い人がおらず、

3:事件性がなく

4:死後一定時間以上経過して発見されたもの。

・・・「孤独死」をなくそうというキャンペーンは、死後の発見を早くしさえすれば達成することができます。

だが、ほんとうに問題なのは、死後の発見よりも、生きているあいだの孤立だ・・・

ウジがわくような腐敗した状態で発見されたい人は、いないと思います。

なので、4のいつ発見されるかということが一番大事です。

そのためには、死後の発見を早くすること、

そのためには、ほどほどの近所づきあい、

自治体などの、見守りサービスの利用、

訪問医療・訪問介護などの、定期的な利用などで、

世間との定期的な接触を、絶やさないことが大事です。

近所づきあいが苦手なら、介護保険のお世話になれば、

デイサービスなどのお迎えが、定期的にくるので、

腐乱死体で発見されることを、回避できるとのこと。

早く死体を見つけてもらうために、介護状態になるって難ですが、

加齢に伴ってフレイル期という、要介護状態がほぼ確実に訪れるので、

好むと好まざるとにかかわらず、要介護認定を受けることになるそうです。

 

ピンピンコロリ(PPK)は究極の二択

元気で幸せに生きているうちに、突然死で痛みなく死ぬか、

病気と共存しながら長生きし、眠るように死ぬか。

PPKことピンピンコロリは、その実「突然死」願望と言ってよいでしょう。

・・・加齢はゆっくり進行しますから、高齢者の死は予測できるゆっくり死。

ですから突然死になるケースは少ないといえます。

みんなPPKを望むが、具体的に考えてみると難しいみたいです。

身体の不調や痛みもなく、最期まで元気に生きて、

苦しむことなく、あっという間に死ぬことを、

ピンピンコロリ、PPKと言います。

あなたもわたしも、全員が望む死に方だと思います。

ですが、具体的に実現するとなると突然死になるということ。

確かに健康な人が、老衰するわけはなく、

元気なまま死ぬとしたら、心臓病や脳卒中などの突然死になります。

コロッと死ぬには、病気もちで身体が弱ってないとダメ、

って聞いたこともあります。

PPKは思ったほど簡単ではないようです。

 

PPKで、孤独死を避けるには

加齢による老いを受け入れ、上手に福祉を利用すること、

つまり普通に生きていれば、OKなんだと思いました。

放っておいても体は弱り、少しずつ持病が増えます。

そのことに落胆せず・逆らわず、必要に応じて、

適切な医療・介護サービスを受けていく、

これでPPKを達成し、孤独死を避けることができます。

老いることは、PPKに向けて前進していること、

そう考えることができたら、老いを受け入れられそうです。

聞き書もできます。

 

身体の衰えはピンピンコロリの準備

孤独死回避は、お国の制度で、

日本の医療・福祉は結構イケてる

単独おじさん

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